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木こり鉄道「駅前モジュール」に使った台枠の幕板を家具調にオイルフィニッシュで仕上げます。塗料は自然塗料を使います。木の自然な風合いを生かした仕上げになります。ウレタンとかオイルステインのようにベタッと塗るのではなく、塗ってあるのか無いのかわからないぐらいの優しい感じになります。
結構簡単ですから挑戦してみて下さい。 |
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オイルフィニッシュという仕上げは基本的にムク材に用いますので合板とかには向きません。使う材料は和紙ペーパーと耐水ペーパー、刷毛、ウエス、塗料、などです。 |
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１：素地調整
まずは塗る素材の素地調整から始めます。
使用してる材はどこのホームセンターでも並んでる「ベイツガ」です。手のひらに入る適当な大きさの木片を当て木にして和紙ペーパー＃３２０を使って研磨します。素地の状態によってはもう少し粗め＃２４０をつかってもＯＫです。なるべく平滑にします。 |
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木を研磨する時は必ず木目の方向にかけます。
ぐるぐる円を描いたり、木目と違う縦方向にかけると、仕上げが悪くなります。 |
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塗るところは全部研磨します。
木材の角を削りすぎると丸くなっちゃうので、角はかけません。 |
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塗料は、オイルフィニッシュを使います。
東急ハンズとか塗料販売店で入手できます。値段は、少々高めです。 |
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２：下塗り
刷毛で薄く均一に塗ります。 |
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ざっと塗り終わったところです。
ここからが普通の塗装とは違います。 |
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３：拭き取り
塗装後１０〜３０分以内にウエスで表面のオイルを拭き取ります。ていねいに拭き取ります。
いいかげんに拭き取ると残った塗料が後でベタベタします。 |
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拭き終わったところです。
６〜１２時間放置して乾燥させます。 |
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４：研磨
下塗りが乾燥したらペーパー＃３２０で研磨します。
ここも木目方向に研磨します。
角を削りすぎると塗料がとれて白くなっちゃうから気をつけます。 |
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５：上塗り／１回目
刷毛でもう一回薄く均一に塗ります。 |
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６：拭き取り
先ほどと同じく塗装後１０〜３０分以内にウエスで表面のオイルを拭き取ります。 |
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拭き取ったら６〜１２時間放置して乾燥させます。 |
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７：研磨
乾燥後、今度はペーパーの番手を＃４００と細かくして研磨します。
だんだんいい感じになってきました。 |
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８：上塗り／２回目
さらにもう一回塗装します。
２度３度と繰り返し塗装、研磨をすると美しく仕上がります。
ここでは次にウェット研磨をしていますが、ここで拭き取って乾燥したら仕上がりです。 |
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９：ウエット研磨
工程としては先程で完了なんですが、さらに上質に仕上げるには、オイルを塗った直後に耐水ペーパー＃６００を使って塗料ごと研磨します。
人工的なピカピカの艶でなく木の自然な艶がでます。 |
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１０：拭き取り
研磨したらウエスで拭き取ります。
後は乾燥するまで６時間ぐらい放置してできあがりです。 |
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できあがり〜。
手間はかかるけど塗装そのものは簡単です。よくあるウレタン塗装とは違って塗膜をつくりません。天然の植物油が成分ですので耐久性は普通の塗料より落ちます。でも、自然な感じかいいですね。木が好きな方にはおすすめです。
定期的な磨き込みも必要です…。 |
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［注意］
このオイルは空気中の酸素と反応して乾燥します。
拭き取ったオイルが付着してるウエスをかためて放置しると自然発火の恐れがありますので水につけておくのが安全です。 |
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仕上がった幕板を取り付けるとこんな感じになりました。これにアクリルケースをつけたら飾りになりますね。
飾る場所がありませんが… |
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せっかく作ってるんだから飾っても奇麗になるといいね。
それじゃ、台枠を家具のように仕上げてみましょう！